20競技163種目に、93の国と地域から5152人が参加したアジア初のオリンピックは大成功といえる大会でした。
大会に合わせて首都高速道路や東海道新幹線が開通。都市機能は大きく発展し、それによって日本は高度経済成長の足がかりをつかみ、世界に向けて戦後の復興をアピールしました。
東京オリンピックでの日本人選手の活躍はめざましく、中でも「東洋の魔女」と呼ばれた女子バレーボールチームは決勝で強豪ソビエトをストレートで下し金メダルを獲得しました。
東京オリンピックの功績は都市の発展や経済成長のみならず、日本にスポーツを普及させた点にあると言えます。
日本サッカーリーグが誕生したり、スポーツクラブが一般化されたりなど、日本においてスポーツが生活の一部となるきっかけとなりました。
新型コロナウイルスの影響で1年延期された2020東京オリンピックは、2021年7月23日、開会式が行われ、ほとんどの会場が無観客で行われるという異例な状況の中、開幕しました。
新型コロナウイルスで亡くなった人たちへの哀悼の意を表すため、出席者全員が黙とうをささげたあと、オリンピック発祥の地、ギリシャを先頭に205の国と地域、それに加えて難民選手団の選手たちが日本の50音順に入場行進しました。
開催国の日本選手団は、最後に登場し、155人の選手たちが旗手をつとめるバスケットボール男子の八村塁選手とレスリング女子の須崎優衣選手に続いて入場しました。
そして、天皇陛下が開会を宣言され、史上最多の33競技、およそ200の国と地域から1万1000人余りが参加するスポーツの祭典が新型コロナウイルスの再拡大が懸念される中、開幕しました。
Shumpei - omoroi life futsal player